アスベストの検査について

アスベストは繊維質の鉱物で加工が容易なため、過去建築資材として多く利用されてきました。ところがアスベストの粉塵を吸引した人が、その後肺じんや肺がんや悪性中皮腫などに罹患するケースが散見され、利用自体を禁止するようになりました。ただすでに建築した建物に関しては解体時にアスベストを改修する必要が出てきたため、事前の検査を求められるようになったのです。検査の方法は大きく2種類あって、顕微鏡による目視とX線による検査方法です。

顕微鏡の場合は経験が必要で習熟度が高くないと判定は困難というデメリットがある反面、設備投資等の費用はかかりません。一方のX戦での検査の場合だと装置そのものに設備投資費用が掛かる一方、習熟度関係なく判定しやすいのが特徴です。いずれの場合もメリット・デメリットがあるので、調査の規模などによって選択していくと良いでしょう。もしアスベストが検出された場合は、適切な工程を行う必要があり法令でもガイドラインが定められています。

熱処理や化学薬品の処理によって無害化する方法をとることと、粉塵を発生しないような方法で解体工事を行う必要があるからです。利用が禁止されて数十年が経過しているので数は徐々に減っては来ていますが、それでも全ての建築物が除去されていると経言えません。昔はどのような建築資材を使っているかの記録が残っていることも少ないので、環境アセスメントは必要になってくるという事実はあります。

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