アスベスト分析と除去工事の流れ

アスベスト(石綿)は、高度経済成長期に耐火性・耐熱性にすぐれ加工が容易で豊富に埋蔵され廉価であるなどの理由から建設材や工業製品として大量に使用されていました。現在では肺ガンや中皮腫など深刻な健康被害の因果関係が明らかになり2006年9月以降、日本国内でも製造しようが全面禁止されています。アスベスト分析は解体・補修工事に先立って実施されます。図面調査と現地調査で石綿使用の疑いがあれば、定性分析・定量分析でアスベスト使用の詳細を把握し、報告書にまとめて工事着工14日前までに所在自治体と管轄労働基準監督所に届け出ることが義務付けられています。

アスベスト除去工事の流れですが、建設物解体等作業届けを工事開始日までに、管轄労働基準監督署へ届出して下さい。提出するときは添付書面として、建築物などに関する設計図面も同封します。大気汚染防止法によりアスベスト含有県債を除去するときには、特定はいじん排出等作業実施届けを自治体に届け出てください。期限は工事着工前の14日までです。

石綿除去作業は暴露するリスクを伴う危険性をもちます。このような作業の危険性を踏まえ、労働安全衛生法に基づき耐火性建築物などの拭きつけ石綿を除去するときには、誇示計画届けを提出します。提出期限は工事着工14日前までで、届出先は管轄労働基準監督署です。添付書類に工事工定表・整理台帳・基技術準適合比較表などの書類も必要になるので忘れないで下さい。

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